塩鮭のライティング遡上

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25:地獄の釜の蓋、開きすぎてないか2020

人間世界がリモートワークできるようになったから、ヒャッホー肉体の有無とか関係ないじゃんって感じで、今年はこの世とあの世の境目があいまいになることが多い気がするんですが、考えすぎですかね?
 
他の人は知りませんが、わたしはそうだったので、その話をしようかと。
 
とくにお盆は強烈で、LINEで実家の位牌戦隊と初対面するまではおもしろかったです。
 
つらかったのは、謎の使命感から靖国神社に行ってみてしまったこと。
お盆は終戦記念日でしょう。
物理的に帰省もできないし、東京に住んでいるし、 日本人だし、一度は行ってみるべきだろうと思って靖国神社にいったら、もろもろにあてられて、人の形を取り戻すのにひと月くらいかかりました。
 
本心では行きたくもないのに、偽りの正義を信じ込まされて戦場にいくためにこの場所に来た人たちの気持ちはどうだったんだろうとか。
その人の家族はどんな気持ちだったのだろう、とか。
タバコ吸いたかっただろうな、とか、嫁としたかっただろうな、こわかっただろうなとか、死にたくねえぁとか。
具体的に想像できすぎてきつかったです。
 
地獄の釜の蓋、盛大に開けすぎだわよ。
あの世のみなさんはしゃいでるでしょ?
それはいいんだけど、ちょっと 流量が多すぎるわ。
 
そう考えると、お盆はこの時期だけよと区切られているのはとても合理的です。
いつもこんなの流れ込んできてたら人間生活できないもの。
あの世とこの世を行き来するのは、お盆とお彼岸だけ。
ちょっとよ。ちょっとだけよ。
 
靖国なんぞ行かなきゃこんな思いしなかったのですが、行ったことは後悔していなくてむしろよくやった自分って感じです。
 
自分の国で起こったことって、日常で意識はしなかったとしても、なんとなく一度は体感しておかないとという気持ちがあって、原爆ドームもみておかなきゃと思います。
しんどいことはまちがいないので、万全に甘やかしクッションを準備して行くつもり。
宮島いって鹿とお好み焼きともみじまんじゅう食べる。
帰りに倉敷によってもいいし、あと温泉も行きたい(あるのかしらんけど)
そこまで行ったら鳥取砂丘もいいな。
 
もはやクッション目当て。
  
余談ですが、戦没者慰霊という意味では、
千鳥ヶ淵のほうが心穏やかに訪問できそうです。