塩鮭のライティング遡上

文章力向上のためにひたすら書くブログです。

57:料理という軍事力

全然書けない間にもう12月ですね。
 
最近の喜ばしいニュースは、今年の健診結果が視力以外はオールA。
去年引っかかった肝臓系の数値も見事に健康!
これもこの1年の自炊が増えた恩恵でしょうか。いい…とてもいい…!
 
この1年地道に自炊したり他人様が作ってくれる料理を食べていて気づいたのが、料理は軍事力だということです。
 
料理という武器を用いて隣国(他者)を侵略できるのです。
世に言う胃袋をつかむというやつですね。
 
料理能力という軍備は、自分の使いたいときに使って侵攻し気分がのらなくなったら撤退も可能。
 
ポイントは、「自分の意志で」使用と不使用を決めるというところです。
 
料理能力は女の標準装備として値踏みの対象になりやすく、かつ便利な機能として搾取もされがちです。
さして親しくもない男に料理できるのかと聞かれて相手の料理能力に加えて年収を聞きかえしたのはいい思い出です。もっとほかに話すことあるだろうよ。
 
さて料理を商品価値を高めるためのスキルと考えると反吐がでますが、自主独立を守り領土を広げる軍備だと思うならがぜんやる気がでます。
同じ料理能力でも、他者評価軸を満たすためにやるなら奴隷のスキル、モノのスペックです。
他人のためにすることが自分のためになるならば、料理は王のスキルだと思うわけです。
 
世の女の子たちは、20代早々から彼のために料理をつくるのというおくゆかしくかわいらしい商品としての建前と、胃袋をつかめば自分のためになるという本音の使い分けがきちんとできているのですね。
つくづくすごい。
彼のためにおいしい料理を作りたいなんてカユイ言葉を臆面なく無邪気に発するところまで含めて王のふるまいなのでしょう。
 
この話を友人にしたら爆笑されつつ諸葛孔明を読むべしと勧められました。クリスマスはすこし大きめの冷蔵庫を買って形から軍備増強し、煮物をしている間に兵法を読もうと思います。