コロナも第3波に突入して、どうやってリスクを減らすかいろいろ言われはじめていますね。
よくもわるくも個人の裁量が大きい国にいるので、自分がどう行動するかは自分できめなきゃねと身が引き締まります。
自分で決めるために、参考になるなと思った話。
たとえば、台風が来る予報が出ている日、会社から休業指示がないので働きに行き、帰り道に看板が飛んできてケガをしたとします。
そのとき、会社は責任を負うでしょうか?
その筋の専門家は、予見性と結果回避性の2軸を基本にして判断するのだそうです。
台風の予報が出ているので、強風で事故にあうことは、予測できることと考えます。
そして、その事故は休業していれば防げたとみなされます。
なのでこの場合、会社の責任になる可能性が高い。
予想できる被害に対策をしないと過失になる、ということです。
さらになるほどなぁと思ったのは、そこまで台風被害がなかった10年前はおそらく責任を問われなかったということ。
今は異常な台風が頻繁に起こるようになったし、働かせ方に対する捉え方も変化しているから、訴えられたら負ける可能性が高い。
過去と同じなら参考にできる判例があるけれど、新しく生じた問題には、まだ裁判が起こっていなければ参照できるサンプルもない。
だから、予見と結果回避をベースに、いまの社会情勢を加味して、会社の責任範囲や対応を考えるのだそうです。
予見性✕結果回避性✕社会情勢
言われてみればあたりまえだけど、こんなにシンプルだと、かえって安心するのはわたしだけですか?
いやーすきです。こういうの。
正解なんかない。
だから自分で考えるって最高にクールだわ。