メリークリスマス。
いかがお過ごしですか。
今年は、コロナにも関わらず幸福に満ちた時間が増えました。
少人数の友人や家族との間で、以前にも増して
1対1の、感情や思いやりの温度が感じられる関係というのは、これほどに心を温めてくれるのかとじんわりしています。
一方で、愛が循環しない、搾取の人にも敏感になりました。
相手から搾り取るが自分から返さない人や、要望のコミュニケーションが取れない人に与えるだけで返ってこない、空虚な気持ちになる関係です。
わたしはどちらかといえば他人に惜しみなく与えることができるタイプの人間です。
そして、 多少の家庭問題にもかかわらず、おおらかで善良な人たちに育ててもらったので、人を疑う機能があまり備わっていませんでした。
搾取する人にとってはちょうどいいカモだったのでしょう。
ほとほと疲れはてていたところに、わたしやわたしのように感じる人がちゃんと幸福になれるんだよ！という本を友人が薦めてくれました。天使か。
紹介してくれた本は、 「GIVE &TAKE」。
人との関係でのふるまい方を、与える人・ギバー、搾取の人・テイカー、バランスの人・マッチャーの3タイプに分けて、それぞれの個性と対策を解説しています。
主題は、ギバーは、成功する場合と他人に搾取されて終わる場合に分かれてしまうので、どうやってギバーが搾取ループから抜け出して幸せになるか。
ギバーが無自覚にしてしまいがちな３つの落とし穴とその回避方法が秀逸。
世の中にあまたいるテイカーの見つけ方と付き合い方は実践的。
善良さを損なわずに、愛や幸福をより循環させるヒントがたくさん詰まっていました。
あまりに当てはまりすぎて怖気づいていたのですが、意を決して読んだら、ほんとにギフトだなぁと思った一冊です。
著者のTEDもあります。
兄弟姉妹のみなさま、ホリデーのおともにどうぞ。
